2021年7月の新聞広告に、金鳥(大日本除虫菊)が全面を使って広告を出した。
これがけっこう話題になった。
「いま、いいよね。一方通行の
新聞広告」
から始まる広告がめちゃくちゃおもしろい。
WEBの広告との違いを逆にいいととらえたコピーがとてもいい。
新聞広告のいいところというより、WEBへの批判ともとれる内容。
そしてそのあと(下)で、ちゃっかりWEB に誘導しているという。
そしてQRコードを読み込むと「デジタル時代のプレミアムキャンペーン」とでてくる。
この広告のタイトルからも裏切りのはやさよ。
金鳥の反響もすごかったようで、
ホームページへの訪問者が急激にふえたため、一時的にサーバーが落ち、本当に「一方通行」になりました。
新聞広告データアーカイブ https://www.pressnet.or.jp/adarc/ex/ex.html?a1812
というほど。
この広告で、新聞広告賞2022広告主部門・新聞広告大賞をとった。
新聞をとっていない私もこの広告は、どこかのSNSで知った。
で、ちゃんとホームページまで入って見てしまった。
まったく金鳥の思うつぼだった。
恐れ入りました。
で、その金鳥の新聞広告に対して、日経新聞がやってくれました。
2021年10月16日発行の日経新聞が自らの広告で、金鳥へのアンサーを掲載。
「こら!金鳥 誰が一方通行やねん」
いま日経は紙の新聞だけでなく、アプリでも見ることができるし、日経ARというコンテンツもある
という、金鳥にアンサーという体裁をとりながら、しっかり自社のPRをしている。
このQRコードをみると、日経ARのサイトに入る。
紙の新聞が自らを否定しているようにも感じるが、いまや新聞はWEBとの両立であることには
みんな知っていること。
くれぐれも誤解なきようお願いいたします。
それで、
ご出稿、誠にありがとうございました。
これからも広告主様と共に。
と、締めるあたり、こちらも恐れ入りました。
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