オリジナルグッズの作成依頼をする手順と注意事項

オリジナルグッズ

商品にお店のロゴをプリントして、オリジナルグッズをつくるとします。

その場合、具体的にどのような手順が必要なのか説明します。

失敗しないように、どこに注意するべきかも解説します。

今回はよく作られるコットントートバッグを例に説明していきます。

商品を選ぶ

まず商品選びから説明します。

コットントートバッグといっても、商品のサイズも生地の厚さもいろいろあります。

マチはあった方がいいのか、エコマークはあった方がいいのかも選ぶ基準になるでしょう。

安いけれど薄いバッグは、中身が透けてしまいます。

無漂白の生成りのバッグは、たいていエコマークのタグがついています。

色付きのコットンバッグは、色を染めているためエコマークがないのが一般的です。

エコにこだわりたい場合は、生成りの生地を選びましょう。

生地の厚さはオンスで表現します。

オンスは生地の重さになります。

重いほうが厚いというわけです。

生成りは生地は、商品によって色味や風合いが若干ですが異なります。

横に並べて比べないとわからないので、それほど神経質にならないほうがいいでしょう。

その違いこそエコ素材と理解しておきましょう。

今回は、商品は厚手のコットンバッグに決めたことにしましょう。

決めたらすぐに在庫があるか必ずメーカーに確認しましょう。

ロゴを決める

こちらから準備するものとして、お店のロゴデータがあります。

先に商品にプリントするサイズを確認しておきましょう。

この商品の印刷範囲は、バッグ中央に横250×縦280(mm)です。

この範囲内であれば、どこに印刷しても大丈夫です。

プリントとするロゴは、今回は1色で表現できるロゴにしておきます。

2色印刷もフルカラー印刷も可能ですが、とりあえず今回は1色印刷にします。

今回はとりえず、上のようなロゴにしておきます。

次にプリントする色を決めなければなりません。

青色で印刷したいと思っても、青も様ざまです。

たいていはDIC(ディック)の番号で色を指定します。

DICとは、DIC株式会社が製造している特色のことです。

カラー見本帳があります。

手元に見本帳があれば、その番号で伝えれば大丈夫です。

でも、たいていは見本帳なんてないと思いますので、作成するロゴデータに近い色に

してくださいと伝えましょう。

だいたい近い色で作成してくれます。

注意としては、PCで見ている色と実際の色は違うということを認識しておいてください。

ロゴと色が決まれば、次にすすみます。

データを入稿

用意したデータはイラストレーターで保存されてますでしょうか。

ちゃんとアウトライン化がされていますでしょうか。

ロゴのアウトライン化ができていないと、相手のPC側でフォントが崩れてしまうことがあります。

相手のPCに正確に表示させるために、必ずアウトラインがとられているデータを用意しましょう。

送るデータはロゴを黒色にしておくのが一般的です。

メーカーはこのデータを元に版を作成します。

用意ができたらデータをメールで送信しましょう。

このことをデータ入稿といいます。

メールには、色の指定DIC番号を忘れず記載しましょう。

容量の大きいデータは、圧縮ファイルを使うほうがいいでしょう。

またイラストレーターと一緒にPDFでも保存して送ることをおすすめします。

イラストレーターのバージョン違いで、データを開いたときに文字化けすることがあります。

PDFデータを確認用として送るほうが、間違いが起こりにくくなります。

受信側のPCでデータが間違いなく開封できているか必ず確認しましょう。

送信したのに届いていないとか、データが開封できなかったこともよくあります。

データが無事に開封できたら次に進みます。

校正

コットンバッグに印刷する前に仕上がりの確認です。

このことを校正といいます。

データ校正は、PCでのデータ確認です。

バッグの画像の上にロゴデータをのせたイメージです。

実際にバッグに印刷したもので確認したい場合は、現物校正になります

メーカーにできるかどうか確認してから依頼しましょう。

版をつくって、1枚バッグに印刷したバッグ現物を作成します。

ロゴが細かい場合は、現物校正したほうがいいでしょう。

小さい文字がしっかり読めるように印刷できているか確認できます。

現物校正は、別途料金がかかります。

今回データ校正での確認にしておきます。

印刷されているサイズや色が問題なければ、これで進行となります。

この状態を校了といいます。

プリント量産

校了したら量産です。

名入れ工場で、1枚1枚プリントします。

インクを乾かして、ダンボールに詰めて出荷です。

納品される商品の形態は、事前に確認しておいたほうがいいです。

袋に入っている方がいいのか、何も入ってなく、裸の状態での納品でいいのか確認しておきましょう。

コットンバッグは、裸納品になっている場合が多いです。

袋入れが必要な場合は、事前に伝えておきましょう。

たたみ方や袋の入れ方など、この作業代でも料金が変わります。

今回は裸納品なので、これでできあがりです。

納品されるのを待ちましょう。

届いた商品をチェック

最後に届いた商品をチェックを忘れずに行いましょう。

商品が届いたら、すぐに中身を確認しましょう。

指示通りのバッグができているか、しっかりとチェックしましょう。

使用するのは、まだ先でも早めに確認することをおすすめします。

バッグ本体の不良、印刷の不良がないか検品して、問題があればメーカーに確認したほうがいいです。

使用する直前になって、ぜんぜん違うものが届いても、どうすることもできません。

可能ならば、予備として少しだけ多めに発注するのもいいでしょう。

まとめとして

オリジナルのバッグをつくるにも、いろいろと工程があります。

慣れてくれば、そんなに難しいことではありませんが、最初は慎重にすすめましょう。

何よりも実際に使用する日が決まっているのであれば、早く決めて余裕をもって作成

とりかかりましょう。

ギリギリになって、印刷工場が大口の仕事を受けてしまって、希望納期に間に合いません、

なんてことはよくあります。

発注する数量にもよりますが、1,000個程度なら通常で、使用する30日前には決めましょう。

上記のような手順で無事に納品されるまでのことを想定して、事前見積もり依頼しましょう。

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